東北タイ日本語スピーチコンテスト

 8月20日、コンケン大学教育学部にて「東北タイ日本語スピーチコンテスト」が行われました。今回が初の開催です。中等学校の部と大学の部があり、合わせて16校の参加がありました。

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概要は以下の通り。

中等学校の部
一次審査 テーマ:「もし一日だけ日本人になったら何がしたい?」
二次審査 テーマ:「私と家族」「私と友達」「私の好きなこと(実演もOK)」

*一次審査通過者は別室へ行き、そこで初めて提示された上記3テーマから一つを選んで自分で準備
賞など
第一位 3000バーツ / 第二位 2000バーツ / 第三位 1000バーツ / 入賞(第四位〜六位)500バーツ / 参加賞
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大学の部
一次審査 テーマ:「タイの若者に影響を与えた日本の文化」
二次審査 テーマの内容に関連して、その場で審査員の質問に答える。

賞など 中等学校の部に同じ

当日の様子
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     教育学部長の挨拶↑    司会は教育実習中の5年生。普段は「先生」なの                            で高校生に対しても堂々としています。↑
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     中等学校の部↑                 大学の部↑    
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                外部からは100名以上の方が見に来てくださいました。↑
審議中には、教育学部学生による「よさこいソーラン節」、『いつでも会える』の朗読、日本舞踊なども。
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また、国際交流基金の大学生研修に参加した学生の報告もありました(写真がブレブレですが…)。
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 このコンテスト、開催決定が直前だったもので応募者は多くないだろうと思っていましたが…。蓋を開けてみると38名の応募。バスで6時間近くかけてコンケンまで来た学校もありました。引率の先生方に聞くと「東北タイでは日本人と触れ合うことも少なく“日本語を勉強して良かった!”と生徒たちが感じるチャンスがほとんどありません。このような機会は本当に貴重です」とのことでした。(「もうちょっと早く知らせてね」という声も:)) 入賞した学生さんと先生方、おめでとうございます!
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 ところで、このコンテストは教育学部日本語教育プログラムの予算から主に費用を拠出。また、当日までの準備や当日の運営は全て日本語教育プログラムの先生が担当しました。普段の業務と並行して先生も学生もよく働きました。私は、陰の主役は日本語教育プログラムの先生と学生たちだと思っています。
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また、今回は中等学校の部と大学の部とありましたが、実はメインは中等学校の部。「教育学部だから、東北地方で日本語を勉強している高校生のためにこのような企画をするのは当然」なのだそうです。先生を対象とした「東北タイ日本語教育セミナー」に続いて生まれたこの流れ。いつかはコンケン大学の日本語教育プログラムが、東北タイの日本語「教育」の中心になるのかもしれません。教育学部の中に日本語教育専攻があることの意味を噛みしめています。
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