「授業研究」最終発表会

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5年生の教育実習がいよいよ大詰めを迎えました!
3月9日(月)、各実習生が後期に実習先で取り組んでいた「授業研究」の最終発表会がコンケン大学教育学部にて行われました。

その名も、

The first Annual Meeting of Preservice Professional    Development. 

[,w200,h140,right] 数学、理科、社会、コンピュータ、体育、芸術、タイ語、英語、そして日本語教育専攻の197名の学生がそれぞれの研究について発表しました。
日本語教育専攻の学生のテーマの例です
(本当はタイ語);

*The Development of Understanding Vocabularies Skill by Japanese Vocabularies Exercise for Student’s Mattayom 2

*The Development of Mattayom4 Japanese Program Student’s Listening Skill by Using Listening Worksheet

前にも書きましたが、2005年に教員・教育職員審議会(The Teachers’ Council of Thailand)が提示した「教育専門職基準」(Education Professional Standards)は、更に(1)教育専門職の知識・経験に関する基準、(2)教育専門職の職務遂行の基準、(3)教育専門職倫理規定に分けられます。教育実習は、(1)の基準の中で触れられているのですが、特に、専門科目に関する運用能力として以下の4点があげられています。

(a) 専門科目の学習指導ができる。
(b) 学習者の潜在能力に応じて学習指導を評価し、改善し、向上させることができる。
(c) 学習者の能力や人間性などを伸ばすため、授業研究ができる。
(d) 学習指導および学習者の学習成果をレポートとしてまとめることができる。

特に(b)〜(d)の記述から、授業研究が重視され「反省的実践家」(佐藤1996)としての成長が求められていることがわかります。授業研究は、現職の中等学校の先生たちにとっても今や無視できないこととなっています。6週間とは言え、きちっとした研究のフォームに沿って学生たちが教室研究を行ったことは現場の先生たちにも何らかの役に立つのではと思います。自分が実際教えているクラスでの改善に取り組んだ経験を、卒業後はぜひ現場で生かしてほしいものです。